イタチの屋根裏被害が増加中
イタチは主に秋〜冬にかけて暖を求めて屋根裏に侵入し、住み着きます。体長は25〜40cmですが、3cm程度の隙間があれば侵入できるほど体が柔軟です。
特にメスのイタチ(体が小さい)は、わずかな隙間から侵入して屋根裏で出産・子育てを行います。
イタチによる被害
1. 強烈な悪臭
イタチは肛門腺から非常に臭い分泌液を出す習性があります。この臭いはスカンクに匹敵するとも言われ、屋根裏に充満すると生活に支障をきたします。
2. 糞尿による天井被害
ハクビシンと同様に「ため糞」をする習性があり、一箇所に糞尿が蓄積されます。天井にシミができ、やがて腐食して落下するリスクがあります。
3. 夜間の騒音
夜行性のため、深夜に屋根裏を走り回ります。「カタカタ」「ガサガサ」という音が特徴で、ネズミより大きく、ハクビシンより小さい音です。
4. 断熱材・配線の被害
断熱材を引きちぎって巣にするほか、電気配線をかじることもあります。漏電・火災のリスクがあり、非常に危険です。
5. 農業・家畜被害
鶏や金魚・鯉の捕食被害が多く報告されています。一晩で鶏舎の鶏を全滅させることもあります。
駆除時の注意点
オスは捕獲可能、メスは原則禁止
イタチのメス(ニホンイタチ)は鳥獣保護法で捕獲が原則禁止されています。オスは自治体の許可を得れば捕獲可能ですが、性別の判断は素人には困難です。
このため、実際の駆除では忌避剤による追い出し+侵入口封鎖が主な方法となります。
駆除の流れ
1. 現地調査
侵入口の特定、被害状況の確認、糞から動物種を特定します。
2. 追い出し作業
忌避剤(ハッカ油・木酢液など)や燻煙剤を使い、屋根裏からイタチを追い出します。
3. 侵入口の完全封鎖
金属メッシュやパンチングメタルですべての侵入口を封鎖します。3cm以上の隙間は全て対象です。
4. 清掃・消毒・修繕
糞尿の撤去、殺菌消毒、破損した断熱材の交換、天井板の修繕を行います。
費用の目安
10万円〜25万円が一般的な相場です。被害の程度と建物の構造によって変動します。
自分でできる予防策
- 屋根裏の換気口に金属メッシュを設置(3cm以下の目)
- 庭に生ゴミやペットのエサを放置しない
- 基礎周りの隙間をパテやモルタルで埋める
- 庭木の枝が屋根に接触していたら剪定する