トコジラミ(南京虫)とは
トコジラミは体長5〜8mmの吸血性昆虫で、主に夜間に活動して人の血を吸います。近年、海外旅行者の増加やインバウンド需要に伴い、日本国内での発生が急増しています。
一度侵入すると自力駆除が非常に困難で、プロの駆除業者でも完全駆除に複数回の施工が必要になることがあります。
トコジラミに刺された跡の特徴
蚊やダニとの違い
- 刺し跡が直線状・密集:2〜3箇所が直線的に並ぶ「朝食・昼食・夕食」パターン
- 強烈な痒み:蚊の数倍の痒みが1〜2週間続く
- 赤く腫れ上がる:直径1〜2cmの赤い腫れ
- 露出部分に集中:腕・首・顔・足など寝具から出ている部分
- 朝起きた時に気づく:就寝中に吸血されるため
トコジラミの見つけ方
重点チェック箇所
トコジラミは暗くて狭い隙間に潜みます。以下を重点的に確認しましょう:
① マットレスの縫い目・タグ周辺
マットレスを裏返し、縫い目やタグ周辺を確認します。黒い点(糞跡)や赤茶色の虫体がないか注意深く探します。
② ベッドフレームの接合部
木製フレームの角、ネジ穴、板の隙間は格好の隠れ場所です。懐中電灯で照らして確認しましょう。
③ 壁と床の隙間
巾木(はばき)と壁の間、壁紙の剥がれの裏側にも潜みます。
④ カーテンの折り返し部分
カーテンの上部のひだや、裾の折り返しも要チェックです。
⑤ コンセントカバーの裏
壁のコンセントカバーを外すと、その裏にトコジラミが潜んでいることがあります。
発見のヒント
- 黒い点々:シーツやマットレスの小さな黒い点はトコジラミの糞
- 赤い血痕:シーツに小さな血の跡があれば、就寝中に潰した可能性
- 脱皮殻:透明〜茶色の薄い殻が見つかれば、繁殖している証拠
- 独特の甘い臭い:大量発生すると甘く不快な臭いがする
トコジラミを見つけたらすぐやること
ステップ1:証拠を保全
虫体や糞跡を写真撮影し、可能なら虫体をテープで捕獲して保管します。業者への依頼時に役立ちます。
ステップ2:寝具を高温処理
シーツ・枕カバー・布団カバーを60℃以上のお湯で洗濯し、乾燥機で30分以上加熱します。トコジラミは50℃以上で死滅します。
ステップ3:掃除機で吸引
マットレスの縫い目やベッド周辺を掃除機で丁寧に吸引します。吸引後は紙パックをすぐに密封廃棄します。
ステップ4:専門業者に連絡
市販の殺虫剤はトコジラミにほとんど効きません(ピレスロイド系に耐性あり)。専門業者による熱処理や残効性薬剤の施工が必要です。
駆除費用の目安
1部屋あたり30,000円〜80,000円が相場です。被害範囲や施工回数で変動します。完全駆除には2〜3回の施工が必要になることが多いため、保証付きの業者を選びましょう。