ハクビシンとは
ハクビシンはジャコウネコ科の動物で、鼻筋に白い線があるのが特徴です。もともとは東南アジア原産ですが、日本全国に分布を広げており、近年は都市部での被害が急増しています。
木登りが得意で、電線や雨樋を伝って屋根裏に侵入し、そのまま住み着くことが多い動物です。
ハクビシンによる被害
1. 糞尿被害
ハクビシンは同じ場所に糞をする「ため糞」の習性があります。屋根裏に大量の糞が蓄積されると、天井にシミができたり、悪臭が部屋に充満します。放置すると天井板が腐り、糞ごと落ちてくるケースもあります。
2. 騒音被害
夜行性のため、深夜に屋根裏を走り回る「ドタドタ」「バタバタ」という大きな足音がします。体重3〜4kgあるため、ネズミとは比較にならない騒音です。
3. 断熱材の破壊
屋根裏の断熱材を巣材として利用するため、グチャグチャに引きちぎられます。断熱性能が低下し、光熱費の増加にもつながります。
4. 健康被害
ハクビシンの糞尿にはサルモネラ菌やレプトスピラ菌が含まれる可能性があります。また、ノミ・ダニ・マダニを媒介し、人やペットに健康被害を及ぼします。
5. 家屋の資産価値低下
糞尿による天井の腐食、断熱材の破壊、悪臭の染み付きなど、放置するほど修繕費用が増大します。
ハクビシンの侵入口
- 軒天(のきてん)の破損部分
- 屋根と壁の接合部の隙間
- 換気口の金網の破損
- 雨樋と壁の隙間
- 戸袋
ハクビシンは約8cm×8cmの穴があれば侵入できます。「こんな小さな穴から?」と思うような場所から入ってきます。
駆除の流れ
ステップ1:追い出し
燻煙剤や忌避剤を使い、屋根裏からハクビシンを追い出します。ハクビシンは鳥獣保護法で保護されているため、許可なく捕獲・殺傷することは違法です。
ステップ2:侵入口の封鎖
ハクビシンが出て行ったことを確認した上で、すべての侵入口を金属メッシュやパンチングメタルで封鎖します。1箇所でも塞ぎ忘れると再侵入されます。
ステップ3:糞尿の清掃・消毒
屋根裏に蓄積された糞尿を撤去し、殺菌消毒を行います。破損した断熱材の交換も必要に応じて実施します。
駆除費用の目安
15万円〜30万円が一般的な相場です。内訳は追い出し・侵入口封鎖・清掃消毒です。被害の程度や建物の構造によって変動します。
最長5年〜10年の再侵入保証が付く業者を選ぶのがおすすめです。
自治体の補助金制度
一部の市区町村ではハクビシンの駆除に対して補助金を出しています。まずはお住まいの自治体に確認してみましょう。